持ち家?賃貸?議論無駄
この前部下から家を買いたいと相談があった。
まだ入社してそれ程年数がたっていないが、子供のいる家庭持ちだ。具体的なことは
決めていないようだが戸建てを希望きている。
世の中には賃貸派と持家派が存在している。
その中でどちらが良いのかと論争があるが、結論からいえば私は無意味に思っている。
両方にメリットデメリットが存在するからである。
私は現在社宅に住んでいる。過去にローンで持ち家で暮らしたこともあり老後に移り住む
ための土地も所有している。
ローンは完済したが大変だったので後悔もしているが、何かあっても今別荘にしている家に
帰れば何とか暮らしていける安心感もある。
話を戻すとうちの会社の福利厚生は良い。社宅も通常の半分の家賃で済む。
部下は新婚のときから3LDKの社宅に住んでいた。私などつい最近まで自分の年齢と同じ
築年数の狭い社宅で暮らしていた。家賃はないようなものなのが利点だったけど。
部下は何が不満なのか?
どうも子供の騒音を気にしているみたいだった。戸建てならその心配がないとの理由。
私は持家のメリットデメリットを説明して最後に
「社宅があるのに購入は進めないが決めるのは自分。後悔も自分。所詮は他人事なので
正解はない。私にできるのは決断するために必要な情報を提供することだけ。」
逃げではあるが極論でもある。私は部下の決断に責任は持てないのだ。
私個人としては広く安く仕事場が適度に近い社宅があるのにもったいないと思う。
社宅に住んで浮いたお金は投資や貯蓄にまわし、会社を辞めた時に一括で家を買うのが
うちの会社に勤めている人にはお勧めだが。
まあどうするかは自分の決断。あとは運しだい。投資とおなじ自己責任の世界なのだ。